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まず、占いについて簡単に説明します。
一口に占いといっても、本当に様々な種類の占術がありますが、 大きく分けて「命・卜(ぼく)・相」の3種類に分類できます。


「命」【人を知るための占い】

自分の誕生時のデータ(生年月日や場所)を基としてその人の運命や性格、生涯のバイオリズムなどを占います。

「卜」【物事を知るための占い】

道具などを用いて偶然現れた結果を元に、事柄や事態の成り行きなどの近い未来や、物事の吉凶、占います。

「相」【人を知るための占い】

ものの形や形状を見る事によって、その人の状態や未来を占います。

「命」と「相」は統計学の占術で、「卜」は第六感の占術と言えるかもしれませんね。私は、お客様のあらゆるご相談に対応するためには、上記の「命・卜・相」の中から、最低一つずつの占術が出来なければ、占い師としては一人前と言えないように思っています。
例えば、好きな人との相性を見るのに「命」は適していますが、自分と相手の生年月日が必要になります。もし、片思いで正確な相手の生年月日が分からない場合は、お手上げですよね。そういう時に、「卜」の出番となる、という具合です。


では、龍羽ワタナベは、実際にどんな占術を使って鑑定をするのかを説明します。


★「命」では、主に四柱推命を使います。

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その人が誕生した年・月・日・時を4つの柱とするため、四柱推命と呼ばれます。中国語では八つの要素を基に占うことから「八字」と言います。
その人の性格、相性、結婚・仕事・金銭・健康・子宝運、年ごとの運勢、さらに一生の運勢を占います。

★「卜」では、易を使います。

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「易」とは、正式には「易経」(日/えききょう・中/イージン)といい、元々は三〇〇〇年以上も前にできた古代中国の哲学であり、四書五経にも出ています
また、易の占術には「周易」と「断易」の2種類あり、両方とも物事の状況や成り行き、吉凶を見るのに適しています。

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  • 「周易」は、私が開発した【台湾流易占カード】は、ビジュアル的に分かりやすいので、通常の鑑定にて使用しています。
  • 「断易」は、台湾で「米粒占い」(私は水晶粒を使用)と言われる方法を用います。かなり詳しい細部までわかるのですが、多少時間がかかることもあり、特別鑑定の時にのみ使用しています。

★「相」では、「手相」と「人相」を併用しています。

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  • 「手相」というと、多くの方が、手の平の線のことだと勘違いしているようですが、
    それだけではなく手の大小や柔軟性、血色、肉の厚み、指に長さや形、爪など、手の全体の相のことです。
  • 「人相」は、中国語では面相といい、主に、顔全体のバランスのほか、目や鼻などのパーツの位置や形、ほくろの位置などをチェックします。
    手相・人相ともに、その人の適性や考え方の傾向、運勢の状態や健康状況など、様々なことがわかります。
実際に鑑定の場においては、主にこれらの占術をお客様のご相談内容に合わせて組み合わせ、適切な判断やアドバイスをさせていただいております。

龍羽台湾流易占カード

「易」とは、正式には「易経」(日/えききょう・中/イージン)といい、元々は3000年以上も前にできた古代中国の哲学であり、宇宙観の集大成と言われています。中国や日本はもとより、「易経」は今では、世界中で愛されています。
精神法則で世界的に名をとどろかせたアメリカの哲学者、「マフィーの法則」のジョセフ・マフィーや、スイスの心理学者、カール・ユングも「易経」の愛好家であり、彼らの尽力によって、西洋にも広まったのです。
ですから「易経」は占いでありながら、哲学でもあり、その範囲は政治、経済、教育、医学にも及び、昔から帝王学ともいわれてきました。
さて、哲学だ、帝王学だ、と言われると、ちょっととっつきにくいかと思いますが、「易経」という占いは、どういうわけか、ほんとうによく当たるのです。(当たるから3000年経った今も受け継がれています)

ですから、私としては、なんとしても多くの皆さんに、この占いを知ってもらい、生活に役立てていただきたい、と思っていました。
ところが易経は、全部で64種類(これを六十四卦といいます)もあり、それぞれに名前と詳しい解説があるのですが、名前も難しいし、解説も難解な上に膨大な量があります。

これでは占いを本業にしよう、というような覚悟がある人以外はなかなかシンドイかと思います。
そこで、私は誰にでも簡単に「易経」と親しめる方法がないか、と長年考えてきました。
そして、その結果、やっと出来上がったのが、この「龍羽台湾流易占カード」です。

このカードでは、西洋のタロットカードのように、視覚で訴えることで、誰でも簡単に「易経」占いが出来るようにしました。
自分で言うのも何ですが、ほんとうに素敵なカードに出来上がりました。