太歳 について
台湾をはじめとする風水が盛んな地には、
「太歳」と呼ばれる神様がいらっしゃいます。
六十干支(十二支十干の組み合わせ)ごとにいらっしゃるので、
全部で60人いらっしゃいます。
ちなみに今年の壬寅は「賀諤」というお名前の神様です。
この太歳の神様たちはそれぞれ所定の位置(方位)があり、
賀諤様は「寅」の方位になるわけです。
つまり今年の太歳の賀諤様は、
一年間は「寅」方位にお座りになって、
私たちのことを見守ってくださるわけです。
簡単に言うと、今年は「寅」の方位には神様がいらっしゃる、
ということです。
ですから、ここの場所をうるさくしたり、汚したりするのは、
絶対にやってはいけないことなのです。
神様に失礼になるからです。
例えば、家の改築工事なんてもっての外です。
庭の土を掘ったり木を切ってもダメです。
このようなことをすると、神の怒りに触れて、
日本流に言うと、バチがあたるわけです。
来年になれば、違う神様がいらして方位も変わるのですから、
改築工事などは、一年待てばいいのです。
それと、ここに神様が座っていらっしゃるわけですから、
向かい合うことも失礼に当たる、と言われています。
そのため重要なこと、例えば契約書を交わすとか、
重要なプレゼンをする、などということは、
この方位を向いてやってはいけません。
できることなら、家の中で食卓につく、ソファーに座る
なども神様と面と向かって座るのは避けた方がいいです。
ちなみに「寅」の方角とは「北東」となります。