天地否(てんちひ)
否。之匪人。不利君子貞。大往小来。
(ひはこれひとにあらず。くんしのていによろしからず。だいゆきしょうきたる。)
カードのストーリー
「否」とは、否定を表しますが、同時に、閉塞状態をも意味します。前卦の地天泰でも言いましたが、地の気は下へ、天の気は上へ行く性質があります。よって、この卦は天と地がそれぞれそっぽを向き、まったく交わりません。即ち、天と地が通じていない事になります。調和がなく各々が勝手なことをすれば、和は乱れ、統制が取れません。従って、この卦が出た時には、運気は総じて悪い状態であり、八方塞がり、崩壊、無秩序など、ネガティブな意味となります。今は、何よりも控えめな態度で、難を避けるようにすることが大切。また、体裁や格好を気にせず、困難やトラブルから距離を置くようにするべきです。しかし、この状態を乗り切れば、近い将来、運気は回復します。
総合運
あなたの運気は衰退時期に入りました。何をしてもうまく出来ないのがこの時期です。大きな失敗から小さな不具合まで様々に起こります。困難を今すぐに解決しようとするよりは、距離を置く方が良いでしょう。新規の事や積極策も、裏目に出やすいので、しばらくは控えて。今はのんびりとゆっくり過ごして下さい。出しゃばらず控えめな態度で過ごしていれば、チャンスは必ず訪れます。